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鈴鹿回生病院

広報

患者支援センターであなたの入院をサポートします-くすりと健康情報局vol7

健康ひろば

当院では患者支援センターの新施設完成に先駆けて、令和6年8月より、手術目的で入院される患者さんの支援を開始しております。今回はその内容についてご紹介します。

1:患者支援センターの取り組み

入院中のスケジュールをまとめた計画表(クリニカルパス)を用いながら、治療や検査、手術までの流れを説明します。看護師・薬剤師・管理栄養士などの多職種が患者さんと面談し、必要な情報を確認したり、入院における不安を取り除き、安心して治療に専念できるように連携して業務にあたります。

2:患者支援センターの薬剤師の業務

服薬状況の確認、副作用やアレルギー歴の把握、市販薬やサプリメントの使用状況の確認などを行います。その際に、手術のために一時的に薬を中止(休薬)する必要のある場合は、休薬期間を確認して患者さんに説明します。

休薬する薬の一例を下記にご紹介します。

くすりの種類

休薬の理由など

抗凝固薬、抗血小板薬

(血液をサラサラにする薬)

 手術に伴う出血を助長させないように休薬することがあります。

 手術による出血の危険度に応じ休薬期間が決まります。

糖尿病治療薬

 手術時に低血糖を起こさないように休薬することがあります。

一部の血圧降下薬

 手術時に過度な低血圧を起こさないように休薬することがあります。

女性ホルモン製剤

 血栓症を起こすことがあるため休薬することがあります。

※手術や患者さんの状況に応じて、これらの薬剤を中止せず継続する場合もあります。

※これらの他にも免疫抑制薬など、個別に休薬の確認が必要な薬剤があります。

休薬する薬剤があり、薬の調整が必要な場合は、患者支援センター担当薬剤師 または かかりつけ薬局にて対応することも可能です。ご相談ください。

3:患者さんにご協力いただきたいこと

・受診の際はお薬手帳の持参をお願いします。

服用している薬剤を確認するうえでお薬手帳は非常に大切です。
受診の際はお薬手帳を必ず持参してください。

・マイナ保険証の情報提供の同意にご協力ください。

患者支援センターでは情報提供に同意いただけた場合、マイナ保険証から入手できる薬剤情報を確認しています。過去のお薬の履歴や健診情報などを正確かつスムーズに共有でき、より良い医療を受けることができます。

 -筆者プロフィール-
 薬剤師:杉本 恵理

 薬剤管理課・主任。患者支援センター担当。糖尿病療養指導士。
 日病薬病院薬学認定薬剤師剤師。


 薬剤師:杉本 恵理

 医薬品情報(DI)を担当するとともに、患者支援センターや手術室なども担当。
 スポーツファーマシスト、漢方薬・生薬認定薬剤師。

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