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救急医療
骨粗鬆症とは、骨の強度が低下してもろくなり骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症は自覚症状がほとんどありませんが、問題となるのは脆弱性骨折です。脆弱性骨折は、立った状態からの転倒など、わずかな衝撃でも生じる骨折のことです。特に太ももの付け根や腰の骨折では、手術や長期間のリハビリが必要になることがあります。また、寝たきりになった場合は、介護が必要となり、健康寿命が短くなるといわれています。
骨の強度が低下する要因としては、主に女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏、加齢、運動不足などの生活習慣が考えられます。
はじめて骨折を起こした患者さんに対して、次に起こる骨折(二次性骨折)を防ぐためのサポートを行う仕組みです。一度脆弱性骨折を起こすと二次性骨折の発生率が高くなるため、患者さん個々に合った適切な骨粗鬆症治療を行うことが重要です。すでに海外ではこのような多職種連携によるサービスが行われ、骨折発生率が低下し、医療費も少なくて済むことが報告されています。
当院では、骨粗鬆症マネージャー※が中心となって、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、管理栄養士など多職種で連携し、検査、薬物療法、運動療法、栄養療法、基礎知識の教育など骨粗鬆症治療に参画しています。骨折を予防して元気で健康な毎日を過ごせるように、多職種チームでしっかりサポートします。気になられた方は、医師にご相談ください。
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※骨粗鬆症マネージャーとは? 診療支援サービスの役割を担う骨粗鬆症に関する知識を有するメディカルスタッフ。 当院の薬剤師4名が資格を取得しています。 |
| -筆者プロフィール- 薬剤師:上林 愛 病棟薬剤業務を担当するとともに、骨粗鬆症と糖尿病のチーム医療にも従事。 |
診療時間のご案内
平日午前診/9:00〜12:00
午後診/14:00〜17:00
休診日土・日・祝日
※泌尿器科、救急患者の受入れ、紹介状を持参される場合に一部の診療科は
鈴鹿回生病院で診察を行っています。
面会時間のご案内
11月20日から面会を原則禁止と
させていただきます。
尚、入院患者さんへの荷物の受け渡しは、
病室に行かれる前に必ず
病棟職員にお声掛けください。
詳細はこちらからご確認ください。