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救急医療
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)の国内患者数は、2024年の時点で成人の5人に1人(約2,000万人)と増加傾向にあり、新たな国民病ともいわれています。今回は、CKDと注意すべき薬について紹介します。
さまざまな原因により、腎臓の働き(腎機能)の低下した状態が続く病気です。
初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると夜間尿や貧血、倦怠感、むくみ、息切れなどが現れます。こうした症状がある場合には、すでに腎臓病がかなり進行している可能性があります。
発見が早期であれば改善が期待できることもありますが、腎機能がある程度まで低下すると元に戻らないといわれています。早期発見のためには、健診や診察での定期的な尿検査・血液検査が重要です。

「腎疾患対策」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jinshikkan/index.html)を加工して作成
腎機能が低下していると、薬の種類や成分によっては副作用が強く出る可能性があります。そのため、腎機能に合わせて薬の量を調節したり、腎臓への負担が大きい薬の服用を避けたりする必要があります。
CKDの方が市販薬の風邪薬(総合感冒薬)や解熱鎮痛薬、下剤や制酸剤(胃粘膜を保護する薬)、胃腸薬(H2ブロッカー)を使用する場合は注意が必要です。また、カルシウムやビタミンDを含むサプリメントや健康食品も同様に注意が必要です。
市販薬を購入する際には、腎機能が低下していることを薬剤師に伝え、服用中の薬の内容が分かるお薬手帳やマイナンバーカード、薬袋、薬の情報提供書などを持参し、確認してもらうことが大切です。
当院では、腎臓病に関する知識の習得を目的として腎臓病教室を開催しています。腎臓病療養指導士の資格を持つ薬剤師や、看護師、管理栄養士を中心に、多職種がそれぞれの専門分野を活かした講義を行っています。参加は無料で、腎臓病に関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。
開催日程などの詳細は当院ホームページをご確認ください。
| -筆者プロフィール- 薬剤師:近藤 健太 腎臓センターでの業務に従事するとともに、感染制御・抗菌薬適正使用支援なども担当。 腎臓病療養指導士、感染制御認定薬剤師、日病薬病院薬学認定薬剤師。 |
参考資料:CKD診療ガイド2024、一般社団法人 全国腎臓病協議会ホームページ、協和キリン株式会社ホームページ
診療時間のご案内
平日午前診/9:00〜12:00
午後診/14:00〜17:00
休診日土・日・祝日
※泌尿器科、救急患者の受入れ、紹介状を持参される場合に一部の診療科は
鈴鹿回生病院で診察を行っています。
面会時間のご案内
2月6日(金)から面会を原則禁止と
させていただきます。
尚、入院患者さんへの荷物の受け渡しは、
病室に行かれる前に必ず
病棟職員にお声掛けください。
詳細はこちらからご確認ください。