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鈴鹿回生病院

広報

新たな国民病「慢性腎臓病」を知っていますか?~病気と注意すべき薬について~ -くすりと健康情報局vol9

健康ひろば

慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)の国内患者数は、2024年の時点で成人の5人に1人(約2,000万人)と増加傾向にあり、新たな国民病ともいわれています。今回は、CKDと注意すべき薬について紹介します。

1:慢性腎臓病(CKD)ってなに?

さまざまな原因により、腎臓の働き(腎機能)の低下した状態が続く病気です。

初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると夜間尿や貧血、倦怠感、むくみ、息切れなどが現れます。こうした症状がある場合には、すでに腎臓病がかなり進行している可能性があります。

発見が早期であれば改善が期待できることもありますが、腎機能がある程度まで低下すると元に戻らないといわれています。早期発見のためには、健診や診察での定期的な尿検査・血液検査が重要です。


「腎疾患対策」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jinshikkan/index.html)を加工して作成

2:市販薬、健康食品、サプリメントにご用心!

腎機能が低下していると、薬の種類や成分によっては副作用が強く出る可能性があります。そのため、腎機能に合わせて薬の量を調節したり、腎臓への負担が大きい薬の服用を避けたりする必要があります。

CKDの方が市販薬の風邪薬(総合感冒薬)や解熱鎮痛薬、下剤や制酸剤(胃粘膜を保護する薬)、胃腸薬(H2ブロッカー)を使用する場合は注意が必要です。また、カルシウムやビタミンDを含むサプリメントや健康食品も同様に注意が必要です。

市販薬を購入する際には、腎機能が低下していることを薬剤師に伝え、服用中の薬の内容が分かるお薬手帳やマイナンバーカード、薬袋、薬の情報提供書などを持参し、確認してもらうことが大切です。

3:腎臓病教室に参加してみませんか?

当院では、腎臓病に関する知識の習得を目的として腎臓病教室を開催しています。腎臓病療養指導士の資格を持つ薬剤師や、看護師、管理栄養士を中心に、多職種がそれぞれの専門分野を活かした講義を行っています。参加は無料で、腎臓病に関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。

開催日程などの詳細は当院ホームページをご確認ください。

 -筆者プロフィール-
 薬剤師:近藤 健太

腎臓センターでの業務に従事するとともに、感染制御・抗菌薬適正使用支援なども担当。

腎臓病療養指導士、感染制御認定薬剤師、日病薬病院薬学認定薬剤師。

参考資料:CKD診療ガイド2024、一般社団法人 全国腎臓病協議会ホームページ、協和キリン株式会社ホームページ

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