初期固定法
研修医日記
とても楽しい実習でした!
今日は整形外科の中空先生に、救急外来における初期固定法を教えていただきました。
最終日のエレクティブ実習生も一緒に、鎖骨、肋骨、膝関節、四肢を包帯や装具を使って、代わる代わる固定していきました。
鎖骨固定は、胸を張った姿勢でクラビクルバンドを第7頚椎棘突起の下に合わせます。
用途に応じて、包帯の種類・巻き方を教えていただいたあとは、シーネの長さを合わせて包帯を巻いていきます。包帯が転がる方へ巻いていくと上手に巻けます。
膝関節固定は、Knee braceの中心を膝窩部に合わせ、マジックテープで中心→近位→遠位の順に固定します。
最後は、患者さんに松葉杖の使い方を指導することを念頭に、松葉杖を突いて歩いてみました。なかなか難しいですね。
中空先生は「整形外科の先生が当直のとき、救急外来で積極的にやってみてください。実践することで少しずつ上達します。また、初期固定することで患者さんの痛みを少しでも軽減することができます」とのことでした。
今日で4月の研修が終了します。
研修医たちは1か月間内科に所属して、上級医からマンツーマンで内科の基本的な業務や電子カルテ、救急外来を学びました。
5月からは、いよいよ本格的に診療科のローテーションが始まります。
肩の力を抜いて頑張っていきましょう!
鈴鹿回生病院 臨床研修部
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