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【薬剤管理課より】
第276号
平成27年2月発行
鈴鹿回生病院
薬剤管理課

医療用と一般用医薬品の併用による
アセトアミノフェンの重複服用について

皆さんは、病院で処方された薬とドラッグストアなどで購入した薬を一緒に飲むことはありませんか?同じ成分や似たような効果のある薬を知らずに一緒に飲んでしまうと、効果が強く出るだけではなく、副作用が発現するおそれがあります。
今回は、総合感冒剤や痛み止めの薬として、一般用医薬品(市販薬)によく含まれているアセトアミノフェンと病院で処方されるアセトアミノフェン(医療用医薬品)の重複服用について紹介していきます。

1:アセトアミノフェンとは

熱を下げたり痛みをやわらげる効果があり、病院で処方されることがあります。ドラッグストアなどで購入する一般用医薬品にも含まれています。

表1 病院で処方されるアセトアミノフェンを含む主な医療用医薬品

 

表2 アセトアミノフェンを含む主な一般用医薬品

 

2:アセトアミノフェンを飲みすぎてしまうと…

表1、2に示したようにアセトアミノフェンは一般的な市販の解熱鎮痛剤で、100種類以上の製品に含まれており、多くの医療用医薬品にも配合されています。そのため、類似した薬を一度に服用すると、気付かないうちに過剰に摂取している場合があります。アセトアミノフェンは、通常ある程度多量に服用しても安全な薬剤(最大1回1000mg、1日投与量4000mgまで)ですが、まったく害がないわけではありません。必要以上に飲みすぎると、腹痛や下痢を起こしたり、肝臓に重い障害(体がだるく疲れやすい、食欲がない、吐き気、嘔吐、白目の部分や皮膚が黄色くなるなど)が現れることがあるので注意が必要です。
病状や治療目的により飲み方が違うため、決められた用法用量の範囲で正しく使用してください。

3:アセトアミノフェンの併用による飲みすぎを防ぐために

ドラッグストアなどで薬を購入する際は、薬剤師や登録販売員の方へ飲んでいる薬を伝えるようにしましょう。また、病院で薬を処方される際は、医師や薬剤師に飲んでいる薬を伝えるようにし、薬の成分の重複を防いで安全に薬を使用していきましょう。

参考資料:医薬品医療機器総合機構ホームページ
昭和薬品化工株式会社ホームページ
メルクマニュアル医学百科 家庭版
文責:石崎 知帆、西田 恵里(薬学実習生)
     

 

 
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